発達障害サポーターズスクール

導入・提携法人&受講生の声

VOICE
shibusawa様

Interview問題は子どもたちのせいではないんだなと強く思いました

放課後等児童デイサービス
指導員 / 澁澤 様
保有資格 発達障害学習支援サポーター

受講者様について

発達障害等の子どもたちを支援する、放課後等児童デイサービスで小学生、中学生、高校生への個別学習指導と、教室の運営業務をしています。
もともとは人材系のベンチャー企業で働いていましたが、そこをやめて今の仕事を始めました。元の会社で働くのは楽しかったのですが、もっと人に関わる仕事がしたいと思ったのが今の仕事を選んだ理由です。私は「子どもが幸せな社会は幸せな社会だ」と思っています。

受講動機・背景について

講座を知ったきっかけ

働いている法人から紹介を受けて講座を知りました。当時はまだ非常勤勤務だったので受講は必須ではなかったのですが、「これは」と思って自分から志望しました。

申込の動機

学生時代に専門知識を学んではいなかったので、学びたかったというのが動機です。学生時代に家庭教師をしていましたが、子どもたちを支援するための知識がなかったので、常に手探りでした。そのことから自分の経験だけで指導することに限界を感じていて、もっと子どもたちに返せるものを増やしたいと思いました。

講座での学び・気づきの内容について

受講時の学び、気づき

問題は子どもたちのせいではないんだなと強く思ったことが印象に残っています。
コミュニケーションのうまくいかなさや学習の理解出来なさは、実は私がその子どものことを正しく理解してあげられていないことが本当の原因なのだと思いました。一番困っているのは子どもたちなんです。
あとは、構造的に問題を捉える視点をもらえたと思います。それまで漠然としていたのが見えるようになりました。武器をもらった感じがしました。

その後の学びの活用状況

講座の中で、同時処理と継次処理のお話があったのですが、その子どもに合わない方法だと理解出来なくて、合う方法だと理解出来るということに衝撃を受けました。このことを知れたことは、子どもたちとの関わりにとても役立っています。生徒と自分の間にも理解の仕方や学びの方法に大きな溝がある場合があって、考え方の方法が違うから伝わらないんだと思うようになりました。
今までだったら授業中に、認知のタイプが大きく違う子どもだとなぜ分かってくれないのだろうとお互いににいらいらしてしまうことがありました。最近では、自分の感覚としてはその子どものこの考え方は理解できないけれど、違うのだということがわかってもやもやしなくなったんです。具体的には、私は同時処理タイプなので、継次処理優位の子どもに対して継次的に提示するように気を付けるようになりました。

それ以外で言うと、単なる障害名で判断していたところが、発達障害をスペクトラムと捉える視点をもらえたので、診断名だけでなく特徴や傾向で対応するようになりました。そうしたらいろいろとうまくいくようになったんです。
特徴や傾向に基づく指針や仮説があると、漠然と取り組むものではなく方向性を持ったトライアンドエラーになります。それで今は気持ちよく支援に取り組めています。
それと同じ職場で他にも同じ講座を受けている人がいるので、全く同じ言葉(専門用語)でコミュニケーション出来ることもうれしいですね。

受講を検討されている人へのメッセージ

率直に、おすすめしたいです。
これを見ている人は、発達障害の支援に関心のある人だと思います。
支援をするうえで、きちんとした知識の軸があると支援の仕方が変わってくると思います。

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