発達障害サポーターズスクール

ニューロダイバーシティ講座

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ニューロダイバーシティ視点で考える
自閉スペクトラムの「科学」と「理解」Ⅱ
〜知覚、認知、体性感覚の視点を中心に〜

近年、人の脳や神経由来の多様性尊重を意味する、ニューロダイバーシティが注目されています。ニューロダイバーシティは自閉スペクトラム者の社会運動から生まれた言葉であり、最近では科学研究の領域にも影響を及ぼす概念となっています。本講座はそんなニューロダイバーシティの視点から、従来当たり前とされてきた自閉スペクトラムの理解を問い直すための講座です。最新の研究知見から学び、科学的にも妥当な理解や適切な対応を考えることが出来る内容となっています。
※本講座は二部構成で、こちらは後半のⅡとなっております。

講座内容

こんな人におすすめ
  • 自閉スペクトラムについて最新の科学的知見を学びたい人
  • 自閉スペクトラムへの支援実践にニューロダイバーシティ視点を取り入れたい人
  • 「脳の多様性を尊重する」とは、具体的にどうすることなのかを知りたい人
  • 科学的研究におけるニューロダイバーシティパラダイムの動向を知りたい人
受講資格要件なし
講義時間2時間半
受講料○一般:3,300円/名(税込)
○発達障害学習支援サポーター資格登録者:2,200円/名(税込)
※当スクール発行資格保有者の方に限ります。
講座概要 ニューロダイバーシティ視点で考える自閉スペクトラム

  • ニューロダイバーシティとは
  • ニューロダイバーシティ視点の自閉スペクトラム理解

情報処理、感覚、運動における神経、認知、心理学的理解

  • 情報処理(知覚・認知)の特異性
  • 感覚、運動システムの特異性

自閉スペクトラムの理解を問い直す

  • 全般的な情報処理、感覚に関する特性
  • 神経情報特性の違いは思考スタイルの違いを生む
  • 強化された合理性(Enhanced rationality)と少ないバイアス ​
  • 自閉スペクトラム者は 自他境界が曖昧なのか?
  • 自閉スペクトラム者は 他者視点が持てない障害なのか?
  • 自閉スペクトラム者は何にこだわるのか?
  • 自閉スペクトラム者は「同じことの繰り返し」を好むのか?

支援者に求められる発想

  • 局所バイアス(及び処理リソースの集中)の理解と対応
  • 先行体験を重視しない情報処理の理解と対応
  • エゴセントリックな感覚世界の理解と対応
  • 他人の眼鏡をかけてみる
講師

村中 直人 (臨床心理士、公認心理師)

一般社団法人子ども・青少年育成支援協会 共同代表
臨床心理士として公的機関での心理相談員やスクールカウンセラーなど主に教育分野で勤務し、発達障害、聴覚障害、不登校など特別なニーズのある子どもたち、保護者の支援を行う。支援を行う中でニーズに対する支援の少なさを実感し、2009年に一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会を設立。「あすはな先生」事業の立ち上げに従事し、特別なニーズのある子どもたちや保護者への支援活動を多数実施。現在は人の神経学的な多様性(ニューロダイバーシティ)に着目し、脳・神経由来の異文化相互理解の促進、および働き方、学び方の多様性が尊重される社会の実現を目指して活動。企業向けに日本型ニューロダイバーシティの実践サポートを積極的に行っている。また、「発達障害サポーター’sスクール」の運営を通じ、全国に正しい知識を持った理解のある支援者を増やす取り組みにも力を入れている。

主な著作:「ニューロダイバーシティの教科書」(金子書房)「〈叱る依存〉がとまらない」(紀伊國屋書店)「ラーニングダイバーシティの夜明け」(そだちの科学にて連載:日本評論社)

受講方法オンライン講座(収録型)
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その他特記事項※本講座はⅠとⅡのシリーズ講座となっております。
※ご受講には受講者登録(無料)が必要です。
※講座の資料はダウンロード形式にて配布となります。決済後のお申し込み完了メール内にダウンロードURLの記載がございます。ご利用くださいませ。

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