開催概要
発達障害の理解と支援について考える
発達障害者支援法が出来て10数年、発達障害という言葉の社会的認知や関心は急速に高まりつつあります。そのため発達障害を「知っている、聞いたことがある」という人は、以前と比べてとても多くなってきています。しかしながら、発達障害の人たちと適切に関わったり、支援したりすることに活用できるほどに発達障害を深く正確に「理解」している人はまだまだ少ないのではないでしょうか。発達障害は脳や神経の特異性にその原因があり、脳や神経の特性は目で見て確認することができません。その為、発達障害を直観的、感覚的に理解することが難しい部分があります。
本シンポジウムでは、発達障害の認知が進んだ今だからこそ、強く求められる発達障害の「理解」を中心テーマとし、「理解に基づく支援」の重要性について考える機会としたいと思います。今回あらたな試みとして、講演テーマに即したワークショップを参加者全員で行う予定となっています。
第1部 講演 | 発達障害支援に求められる「理解」とは ~脳・神経の違いからうまれる多様性の視点~ 講演者:村中 直人 |
第2部 ビッグワークショップ | 理解が支援に与える影響実感ワークショップ ~その支援は本当に適切ですか?~ |
開催日 | 2017年11月3日(金・祝) 10:00~16:00 (受付開始9:30) |
参加対象 | 一般の方もご参加頂けます |
定 員 | 100名 |
費 用 | 無料 |
場 所 | グランフロント大阪 カンファレンスルーム タワーB 10階 グランフロント大阪カンファレンスルームへのアクセス方法 会場へのルート詳細 |
講演者
村中 直人
一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会
理事
https://cysa.or.jp
大阪市立大学卒、京都文教大学大学院修了。臨床心理士として大阪市教育センターでの心理相談員やスクールカウンセラーなど主に教育分野で勤務し、発達障害、聴覚障害、不登校など特別なニーズを持つ子どもたち、保護者の支援を行う。支援を行う中でニーズに対する支援の少なさを実感し、一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会の設立に参画。あすはな先生の立ち上げにも従事し、特別なニーズを持つ子どもたちや保護者への支援者を数多く育成する。現在は発達障害学習支援サポーター資格制度を通じ、全国に正しい知識を持った理解のある支援者を増やすべく「発達障害学習支援サポーターの育成」に取り組んでいる。