発達障害支援者のためのストレス・マネジメント基礎

~支援者に生じる厄介な感情から子どもを知る方法~

発達障害を持つ子どもと深く関わると、様々な感情が支援者側には生じ、怒り・失望・無力感など苦痛な感情を生じることも多くあります。それにより支援者側が心を病むことやバーンアウト(燃え尽き)することも珍しくありません。この講座はそのような危機を避けるためストレスマネンジメントへの意識を高めることが狙いの一つです。しかしストレスマネジメントという言葉は、支援者がタフで、冷静で、めったなことで動じるべきではないと誤解されがちです。この講座の特色は、支援者が苦痛な感情に耐えようという姿勢から、苦痛な感情から子どもを理解しようという姿勢に変化していただくというところにあります。私たちは自分の感情から、子どもの心境を学び取ることが出来るのです。

こんな人におすすめ
  • 発達障害の子どもたちの療育、特別支援教育、学習支援などを行う支援者
  • 発達障害の子どもたちの支援者になることを目指す学生
  • 発達障害の子どもの保護者やきょうだい
受講資格条件 なし
講座時間 3時間
講座概要 発達障害の支援者のメンタルヘルスについて

  • 教師などの専門家のバーンアウト
  • 親に生じるメンタルヘルス上の問題
  • 「うつ」は気分が落ち込むだけの問題ではない

ストレスの特徴とその対処方法

  • ストレッサーとストレスの関係
  • 対処方法としてのコーピング
  • ベネフィットファインディングという対処方法

心理療法の考えがストレス・マネンジメントにもたらす視点

  • 心理療法が目指すもの
  • トラウマは支援者にも伝染する(二次受傷)
  • 支援者の傷つきは、被害者の心を理解する重要なツール

支援者に起こる様々な感情から子どもを理解する

  • 厄介な感情から理解することがなぜストレスマネジメントにつながるのか?
  • 怒り、屈辱「こんなにやってあげているのに!」
  • 退屈、無関心「何度この話をするのだろう?」
  • 焦り「なぜ、こんなにのんきなの?」
  • この視点を適応したことによる変化事例

※内容は予定でありテーマに逸れない範囲で若干の変更がある場合があります

講師

松本拓真 先生

子どもの精神分析的心理療法士。臨床心理士。博士(人間科学・大阪大学)
岐阜大学教育学部助教
NPO法人子どもの心理療法支援会理事

子どもと青年に関心を持ち、関西のクリニック、療育施設、教育委員会などでの臨床経験を経て、現在は教師・臨床心理士の養成に従事している。発達の偏り、障害特性だけで考えるのではなく、独自の性格がある子ども、様々な歴史がある親として尊重する心理療法アプローチを専門としている。その中で適応が良いと軽視されてきた受身的な自閉スペクトラム症の子どもと家族の袋小路のような苦痛に直面し、博士論文「自閉症スペクトラム障害の受身性に関する研究」を執筆。心理療法を必要とする子どもに低料金で提供できるシステムの構築も目指している。共訳書に「子どもを理解する〈2~3歳〉 」(岩崎学術出版社)、「子どもの心理療法と調査・研究」(創元社)などがある。

開催日程 【大阪】 2017年9月3日(日) 13:00~16:00
受講料 ○一般:5,400円/名(税込)
○発達障害学習支援サポーター資格保有者:4,320円/名(税込)
※当スクール発行資格保有者の方に限ります。お申し込み時に必ず資格登録番号をご記入ください